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命題の対偶推論型 例題6|SPI推論

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問題

次の2つのことが分かっている。 ・ピアノを習っている人は、絵画も習っている。 ・絵画を習っている人は、書道も習っている。 このとき、次のア、イの推論のうち、正しいと言えるものはどれか。 ア 書道を習っていない人は、ピアノを習っていない。 イ 書道を習っている人は、ピアノも習っている。

  1. A.アもイも必ず正しい
  2. B.アは必ず正しいが、イは必ず誤り
  3. C.アは必ず誤りだが、イは必ず正しい
  4. D.アもイも必ず誤り
  5. E.ア、イの少なくとも一方は、これだけでは正誤を判断できない
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正解:E. ア、イの少なくとも一方は、これだけでは正誤を判断できない

【解き方】 ステップ1: 「AならばB」という条件について、論理的に必ず正しいと言えるのは次の2つだけである。  ①推移律:「AならばB」「BならばC」から導かれる「AならばC」  ②対偶:「AならばB」が正しいとき、必ず正しい「BでないならAでない」 一方、「逆(BならばA)」や「裏(AでないならBでない)」は、正しいとは限らない。 ステップ2: アの推論を確認する。「書道を習っていない人は、ピアノを習っていない。」は、与えられた条件を組み合わせて得られる関係の対偶にあたる。「AならばB」が正しいとき、その対偶「BでないならAでない」は論理的に必ず正しいので、この推論は必ず正しい。 ステップ3: イの推論を確認する。「書道を習っている人は、ピアノも習っている。」は、条件の「逆」にあたる表現である。「AならばB」が正しいからといって、その逆(BならばA)が正しいとは限らない。ピアノ・絵画・書道のうち、これに当てはまらない具体例を考えられるため、この推論はこれだけでは正誤を判断できない。 ステップ4: ア・イの少なくとも一方が「逆」または「裏」にあたり、必ずしも正しいとは言えない。よって正解は「ア、イの少なくとも一方は、これだけでは正誤を判断できない」。 ポイント: 「対偶」は必ず正しく、「逆」「裏」は必ずしも正しくない、という関係を機械的に覚えておくと素早く判定できる。図に矢印(→)で条件を書き出し、それぞれの推論がどの矢印の対偶にあたるか、逆・裏にあたるかを見分ける練習をしよう。 よくある間違い: 「対偶」と「逆」「裏」を混同し、見た目が似ているというだけで正しいと判断してしまうミス。「矢印の向きを逆にしただけ」なのか「矢印の向きを保ったまま両方否定した」のかを必ず確認しよう(前者が対偶で必ず正しい、後者は逆・裏で不確定)。

「命題の対偶推論型」の攻略法

「AならばB」という条件から必ず正しいのは「対偶(BでないならAでない)」だけです。「逆(BならばA)」や「裏(AでないならBでない)」は必ずしも正しくありません。 例: 「サッカー部員は運動が得意」(A→B)。対偶「運動が苦手な人はサッカー部員でない」は必ず正しい。逆「運動が得意な人はサッカー部員」は正しいとは限らない(他の部でも運動は得意になれる)。

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推論でよくある間違い

  • 順位問題で条件の一部だけで全員の順位を確定させようとして誤った順位を書いてしまう。
  • 条件充足問題で「アとイを合わせたら十分」なのに「アだけで十分」と誤答する。
  • 「逆は必ずしも正しくない」を知らず、逆も正しいと判断してしまう。

「命題の対偶推論型」の類題